2019年6月2日

福島1泊2日。2日目。
いわき市から南相馬市まで国道6号を北上。
当然ながら原発の近くを通ったわけだけど、帰宅困難区域は主要道路以外がバリケードで閉鎖されていて、区域の出入り口や区域内の交差点などに警備員が立っており、民家も商店もバリケードで塞いであって、どこもかしこも雑草荒れ放題。今更だけど本当にひどい状況なんだな、と思う。
目的地の第7回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭。

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開会式の話ではざっと2,000人ぐらいのボランティアが集まったそうで、実行委員長が南相馬市長、副委員長に細川元総理、イオン株式会社東北代表、来賓トップに現役国会議員5人、福島県知事、地元の官庁関係者が並ぶというこの流れで、東電の社長陣が来賓の末席に配されていたのが象徴的だった。こういう人海戦術的なボランティアは、企業名の入ったビブスとかジャージとかで参加してる一団をよく見るけど、今回、電力会社名が多かったように見えたのは多分気のせいじゃない。しかし2,000人のボランティアに対して現役国会議員とか知事とかがここまで来るのは、細川さんパワーなのか、それとも震災復興関係はなかなか断りづらいということなのか、その両方なのか。植樹はなかなか面白く、いい勉強になったけど、このあたり一帯の更地が津波によるものだと聞かされると、また何百年後かにやって来る大津波を、今度こそなんとかして食い止められますように、と祈らないわけにはいかない。
帰りは常磐自動車道。四倉PAで遅い昼飯。鶏唐揚げ定食。

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帰りも首都高経由で帰還。しかし夜の首都高まじ怖い。あんな急カーブの連続でなんであんなスピードが出せるのか…首都高はほんと片側三車線にすべき。
まとめ。
目的は植樹祭だったけど、せっかくなのでいつも通過してばっかりだった福島を観光しようと思って、行きたかったところ一通り行けたのは良かった。特に大内宿が良かった。久しぶりに妻籠と馬籠にまた行きたくなった。
しかし東北第一の都市と言えばぶっちぎりで仙台だけど、人口二番目のいわきでこれだと言われると、東北なかなか厳しいな、と思ってしまう。本州の日本海側は一般的に厳しい感じがあるけど、太平洋側でもこの規模なのか…。そして帰宅困難区域。科学的に安全でないと解除できないと思うけど、少しでも早く安全な環境に戻って、解除される事を願う。あの風景は悲しすぎる。