2019年11月25日

小笠原諸島5泊6日。最終日。
前夜に夜ふかししたせいで船内レストランの朝食に間に合わず。というか、往路と復路で朝食の時間が違うんかい。
仕方ないので展望ラウンジで朝食。

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そのままラウンジで時間つぶして、ランチは船内レストランへ。オムライス。

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東京竹芝桟橋到着は15時。お疲れ様でした。しかし東京寒い…。
まとめ。
このクラスの船は外洋だと結構揺れると聞いていたが、今回は往復とも海が荒れてなかったおかげで、2日目以降は慣れて船酔いもなく、むしろ電車と同じで程よい揺れは寝やすいという事を再確認した。小説はちょっと読む気になれなかったけど、動画や漫画は平気だった。ただし電波があまり来ないので、予めオフラインで見れるようにしておく必要はある。
電波は、片道24時間、基本的にはほとんど通じないのかと思っていたが、思っていたよりも通じる時間が多かった。そもそも浦賀水道を抜けるまではバッチリ届いていて、そして東京湾の中はスピードをかなり落としているのか、竹芝桟橋から浦賀水道を抜けるまでにかなり時間がかかっていた。帰りは11時半の時点で房総半島の先らへんにいて、その時点でバッチリ電波が入っていたから、24時間のうち少なくとも3時間半以上、本州の電波が入っていた事になる。加えて、伊豆諸島の島々のすぐ横をすり抜けて走るので、三宅島とか八丈島とかの電波が結構入ってくる。父島近海も電波が飛んでくるので、総じて思ったほど不便ではなかった。
島はなかなか年季の入った建物が多かった。まさに昭和な観光地。石垣島に行った時も「Oh…」と思ったが、「ビーチがきれい(≒自然がきれい)」と「経済が回っている(≒人が多い)」というのは多くの場合は二律背反という事なんですかね。個人的には昭和な建物って好きなので、コレはコレで良かったけど、他人に勧められる観光地か?と聞かれると、一瞬考えてしまう。
一方で舗装などは概ねきれいで、民と違って官の方はかなりお金が落ちているのかな、という印象を受けた。そもそも人口の割に行政機関が多いというか大きいというか。機関で言えば首都大学東京国立天文台JAXAなどなど。規模で言えばこの人口の島であの病院の大きさといい役所の大きさといい、なかなかのものなのでは?多分、産業構造はかなりいびつというか、観光、行政機関、漁業、インフラ(土木、電力、通信など)の4つで経済のほとんどを占めているんじゃなかろうか。インフラ系の会社も結構大きな建物構えてたし…東電とかNTTとか前田道路とか。あと子供や若い人が多いのも印象的だった。海が好きで定住しちゃったか、行政の人事異動で飛ばされてきたか、インフラ系の仕事で短期滞在してるか…。宿が宿だったからかも知れないが、結構仕事で来ている人も多いんだな、という印象は受けた。
という感じで知らない街を満喫できた…のは良かったんだが、流石にちょっと長すぎた。島の規模がもうちょっと大きいのかなと思っていたというのもあるが…。怪我の関係で泳ぐ気がなかったり、そもそもリゾート遊びを特にしたかったわけでもなかったので、ほぼノープランで行ったが、潜らんでも、ゴーグル持っていって魚見に遠浅をザブザブ入るぐらいはしても良かった気がする。最後の方、若干ダレてた。まあ常夏アイランドとは言え、さすがに11月下旬では関東の夏より気温が低いので、海に入るならハイシーズンの方が良かっただろうけど。シーズンと言えば、島中であれだけ推されていたクジラも、シーズンオフで残念ながら全く見られなかった。ウミガメとかクジラとか見たかったら、これもある程度シーズン狙っていかないといけないみたい。うーん、クジラ見たかった…。
昨今は政府が離島政策を強化している上に東京都はダンチでお金があるから、そのうちホントに空港が建設されたら、今度はサクッとクジラとウミガメを見に行こうかな。