2018年9月24日
岡山・香川・兵庫2泊3日。最終日。
今日も朝から高速道路走って、花田IC→生野北第二ランプ。今度は竹田城跡…の向かいの立雲峡。
昨日朝もやの備中松山城が見れてだいぶ満足した事もあり、また、延々登山して疲れていた事もあり、今日は遅めの出発で着いたら9時ぐらいだった。雲海も霧もなく、カメラの三脚の列もなく、でも観光客はそこそこいた。というか、備中松山城よりこっちの方が道も広いし全然経済回ってる感がある。山道で普通に車がすれ違えるのはホント助かる。昨日はすれ違うために一旦バックで急坂登ったりしたからな…観光地への山道は交通量多いんだから、それなりの広さを取ってほしい…。
展望台が3つあって、軽く登山して一番上の展望台まで登ると竹田城跡よりは高くなり、少し見下ろす感じになる。
続いて竹田城跡本体へ。ナビに従って行ったら、西日本豪雨の影響で通常の道は行けませんとスタッフに追い返され、なんと麓から登山する事に…なんか今回の旅行、登山ばっかりしてる気がする。あと、7月豪雨の影響の話が出たのは今回の旅行でこの1回だけだった。7月にボランティアで岡山に来た時は、局所的に被害の大きかった被災地以外は通常生活に戻ってるなあ、という印象を持ったけど、やっぱり実際には色んなところで傷跡が残ってるんだな…ここ兵庫だけど、まあ岐阜ぐらいまでは被害あったしな。
竹田城跡は、敷地内に案内スタッフがいっぱい立っていて、観光客もいっぱいいて、すっかり観光地してんなあ、と思った。建物はなく、ひたすら石垣があるだけだけど、石垣はきれいに残ってるし、なかなか良かった。風が強くて、こういう日は雲海は出ない（というか風ですぐ吹き飛ばされて停滞しない）という話をスタッフがしてて、今日は早朝に起きなくて正解だった事がわかった。というか、麓から延々登山して汗だくなのに風が強くて寒いのが結構辛かった…。
続いて帰り道の途中にある砥峰高原。映画やら大河ドラマやらの撮影に使われたという有名なすすきの平原。
実際には山焼きをして人為的にすすき野原を維持しているようだけど、去年の山焼きで死者が出たという事で今年は山焼きをせず、でもまあ一年で森になるわけもなく、普通にすすき野原だった。ただまあ、ハイシーズンよりは前に来てしまったようで、黄金の平原というよりは緑と黄色の混ざった野原ではあった。ハイシーズンに来たら相当きれいなんだろうな。
帰りは神崎南ランプ→砥堀ランプ。姫路駅でレンタカーを乗り捨て返却し、昼飯。但馬屋。神戸牛しゃぶしゃぶランチ。
続いて姫路城。姫路駅から徒歩。
現存十二天守の中で6番目の踏破。ていうかめちゃめちゃ良かった。お城って日本でどこ行っても観光地になってるから旅行に行くととりあえず入るけど、今まで行った中で姫路城が一番良かった。何が良かったって、とにかくでかい、高い、そんでもって周りが割と栄えててしかも新幹線駅から徒歩なんで、この街を治めてる殿様が今でもあそこにいるんじゃないか、て思えてしまうぐらい、街中ででーんとしてるのが良い。現存天守なだけあって、中もちゃんと古いお城してるし。これは名古屋城再建したいていう話もわかるし、江戸城天守を復活させたいという話もわかる。山城もいいけど、街のど真ん中ででっかく高くそびえてこその殿様感だし、街中にお城が見えてると当時の生活の中での立ち位置も想像しやすい。姫路城は完全についでの目的地だったけど、来て良かった。現存十二天守はこれで半分踏破したけど、これ見ちゃうと残り半分も見ないとな、という気になってきた。
姫路駅から見た姫路城。
帰りは夜行バスを予約してたけど、3日間登山ばっかりでかなり疲れていたので、急遽新幹線に変更して帰還。姫路駅17：59発のぞみ138号→新横浜駅20：44着。お疲れ様でした。
まとめ。
元々竹田城跡に行こうとして、その近くのめぼしいところと、あと桃太郎関連を目的地に入れたけど、個人的に良かったのは鬼ノ城と姫路城だった。あと、予定外に四国上陸できたのも良かった。鬼ノ城は今は実質ただの山だけど、古代のお城って珍しいと思うし、引き続き少しずつ再建進めてもらえたら嬉しい。あと、山城と言えば、石垣しか残ってない竹田城跡の方が、現存十二天守の1つである備中松山城よりも全然客が多くて経済が回ってるのが不思議だった。どちらも麓に川があって山間の山城で、気象条件的には同様に「雲海に浮かぶ」わけだし、現存天守は残っててもお城全部が残っているわけじゃないから、別に備中松山城を指して「日本のマチュピチュ」と言ったって的を得ていると思うんだけど、そこはさすがグーグルのCM力という事か…。逆に言えば「日本のラピュタ」とか言ってCMバンバン流したら今度は備中松山城に客が来るのかな…。
しかしなんと言っても今回は姫路城が良かった。これはもう、現存十二天守の残り6城も制覇するしかないわ。
